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【感想】茉莉花官吏伝④ー良禽、茘枝を択んで棲む
〈茉莉花シリーズ〉第4弾
茉莉花を赤奏国に引き抜きたい暁月は海成との結婚を計画する。一方、茉莉花は内乱を完全に終結させるため奔走する。戦を回避するための策を考えて出した<伝説>とは?
茉莉花官吏伝 四
良禽、茘枝を択んで棲む
感想
前回、茉莉花との結婚を提案された所で終わりましたが、今回はその続きからとなります!
茉莉花と海成の仲がどのように進むのかワクワクしていましたが、そこに天河まで入ってくるのは意外でした
茉莉花と天河、どうみても恋仲には見えませんもん
内乱の終結については、案の定そう簡単には行くことなく茉莉花の新たな成長ステージとなりました
提案書を破かれても頑張る姿は
やっぱり私にはムリよ
と直ぐに諦めていた時とは別人です
官吏になったばかりなのに成長具合がすごいです
無事に望む形で終わるのか、それとも挫折を味わうのか
そして無事、白楼国に帰れるのか?
展開が気になる1冊でした
ネタバレ含む感想
*ここからはネタバレ要素あります
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あまり茉莉花との婚姻に積極的でない海成
ですが、反対に暁月はグイグイと言葉や態度で引き抜きをかけます
特に戦が終結して、茉莉花が白楼国へ帰る前の最後の対話では
おれはあんたがほしい!
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からの
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ストレートに思いを伝える所に若さを感じました
珀陽と同い年なのに、ここまで言葉が違うと珀陽がすごく腹黒くみえますね
内乱
茉莉花が成長過程を見せてくれる内乱の終結について
負けはしない戦ですが、血は流したくない茉莉花
血を流さない方法を提案しますが、却下されます
理由は”ご褒美がないから”
武官を満足させ、民を喜ばせ、文官がホッとする、全員が満足感に浸れるご褒美がない
誰も傷付かなかったでは満足感に浸れない
そんな風に指摘したあと暁月は叱咤激励しますが、そこで茉莉花は替えのきく官吏だと言われてしまいます
覚えが良いのを5人くらい置けば問題ないって言われますが、茉莉花一人で人件費めちゃ浮くじゃん!って思った私・・・仕方ないよね
暁月の言葉や他人の意見を聞いて長所を伸ばしていく茉莉花は能力的にも人間的にもとても成長します
そして平和な内乱の終結に向けて新たな伝説を作ります
伝説を作りながら戦は終結を迎えます
帰国
無事任務を果たして帰国します
今回は赤奏国の皇后である莉杏が使者として一緒に白楼国へ向かいます
援軍を派遣してくれたことへの礼を述べる為ですが、他にも目的がありました
海成と茉莉花は最後の挨拶の時に出世競争の約束をします
その勝負がより対等になるようにするのがもう1つの目的でした
そしてそのシナリオを描いたのが海成で茉莉花への餞別でした
最後の最後まで有能さをアピールしてきます
次の話へ
当初の予定通り、藷州に州牧補佐として出発しようとした日に別の所へ飛ばされることを聞きます
場所は湖州
自殺した州牧補佐の代わりに茉莉花が補充されました
問題がある方へと誘われていく茉莉花
次回はどのように成長していくのか楽しみです